コミュニケーションの対称性・非対称性
FacebookやTwitterなどが大衆化によって、コミュニケーションのあり方が変わってきた。今回はこれを可視化・整理して、現在のコミュニケーションのあり方を自分なりにまとめてみようと思う。
1. 対称性コミュニケーション
お盆で久しぶりにあった友達に「こんな事があった、あんな事があった」という報告にも似た会話をする事。久しぶりに会った友達だけではなく、日常的なコミュニケーションでも見受けられる。ビジネスで言えば、得意先に訪問した後に行う報告・連絡などが相当する。
2. 非対称性コミュニケーション
例えば、AさんがTwitterでツイート1回行い、フォロワー1万人が見たとする。この流れをAさんが100回行ったとすれば、それなりのトピックスをフォロワー1万人と共有した事と同じと見なせる。
SNSではTwitterやFacebook、YouTubeなどがこれに該当する。こうしたツールを友人同士で活用すると、お互いのトピックスを既に知った状態から始められる為、1年ぶりに会っても、ひさしびりにあった感じがしない・・・と言う状態になる。有名人をフォローしておけば、ニュースでは出てこない様な、トピックスも知れ、より深いファンとの交流となり得る。
対称性・非対称性のメリット、デメリット
非対称性コミュニケーションの最大のデメリットは、
受け取り手が「全てのトピックスを把握している訳ではない」という事だ。受け取り手は、自分に関心があるトピックスしか追わない・・・という事は往々にしてある。ここを十分に意識した上で活用しないとダメだろう。メリットとしては、場所や時間を縛られる必要性がない為、うまく活用すれば対称性コミュニケーションよりもより多面的に人物像を相手に伝える事が可能となる。
対称性コミュニケーションの場合、
場所や時間を縛られてしまう事が最大のデメリットとなる。メリットは共有する「トピックス」や「会話の順番」をコントロールできる。トピックスと会話の順番をうまく組み合わせれば、「エピソード型」の伝え方となってより精密なコミュニケーションが可能となる。話す内容を適切にコントロールすれば、自分がどう思われるか(自分ブランド?)をコントロールする事が可能である。