中身を知ろうとしない日本エリート企業

企業は学生の潜在能力を見極め双方納得いく採用活動を本気で行っているのだろうか?


全くしていない


企業側の都合が良い人物を選び学生側は自分に言い聞かせ無理やり納得させているだけ、負のスパイラルから抜け出す気は無い採用活動である。良く思うのが「企業は表面、体裁が綺麗な学生を寄せ集めしているだけ」という事。伸び盛りの時ならどうでもいい問題だろうが下り盛りの今こんな採用活動しても意味がない。つうか害悪なだけだ。



そして表面を取り繕うだけの社会人で塗り固められた組織が現在の日本の腐敗を導いているんじゃないかと最近本気で思うようになってきた。まるで東京電力の記者会見の様に、なるべく表面を綺麗に、なるべく中身を突っ込まれないように、この場を立派に見える様に終わらせよう…そんな意図が見え隠れする採用活動しかさせてもらえない。まぁ、この採用活動で選ばれて構成された組織なら東電みたいな企業が現れるのは必然だわな



就職活動をしていて痛感した。企業は中身をまるで見てくれないし知ろうともしない…



「学生時代に頑張って来たことは〜」と言うがそんな就職活動直前の行動特性だけで本当に学生の潜在能力が分かると真剣に考えているのか?もし本当に魅力的に相手に話せたとしても「自分は表面(短期間)を綺麗に見せる事が出来ます」という事の証明にしかならない。


数年間では人は大した差は付かないというのは皆よく分かってる。10年20年の長い行動特性の結果、個性が生まれる。だけど採用活動で真面目に聞かれるのは直前の3年間だけだ。大学生だって23年生きてきた。その23年という歴史の行動特性を語らないと人物の中身を知ることに繋がらない。


聞かれなかった20年間の方が人事にとって宝の山の様な情報がわんさかあるだろうに…学生時代の狭い経験なのだから就活生の主張が似通って当然だよ。あえてその逆境の中で数百人を相手に優秀な人財を選んでいる人事の行動特性が良く分からない。単なる自己満足採用ではないか?と思われても仕方ない方法をあえて日本社会は採用している。若者の僕にはよく分からない社会だ。


就職活動をしてきただけでも確信出来る


日本の大半の企業は「表面は綺麗で、中身は精神の安売り」状態になってしまったのも無理はない。採用活動で交わされた暗黙のルール「表面と体裁を最大限気を使います」に契約したのだからこうなるのが当たり前じゃないか。企業は中身を評価しない、表面でしか社会人を見てこようとしなかった。


その勝ち残りがエリート企業の人間って事だ。表面を綺麗に整える事に関しては天下一品の腕前を誇るだろう。東電を見ていればイヤというほど分かる。新入社員にしろベテラン社員にしろ表面だけは素晴らしい経歴だ。羨ましいほど光輝かしい表面だ。ただ奴らにネットをやらせると「中身」がとんでもなく腐ってる。





まぁこれからはTwitterFacebookはじめとして人間の「中身が評価される」時代


「表面だけしか見ない」日本エリート企業は没落とまらないだろーね。