駅前の大型商業施設って不便

都会のメリットと言えば、電車のアクセスの良さだ。車がなかろうが自転車がなかろうが、電車一本でどこまでもいけて、何でも買える。駅前に存在する大型商業施設(ららぽーと等)は特に便利だ。美味しいレストラン、色んなお店、何でもある。


…っと思ったけど、実際は極めて限定された買物しか出来ない。相当に制約された買物しか出来ない。駅前の大型商業施設って便利だと思っていたけど、かなり不便な場所だなぁと気が付いた。


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まず初めに、電車の「暗黙の了解」による荷物の量的制約だ。電車に乗ると100%の人が手提げバッグを持っている。それは当たり前なんだけど、よくよく買物終わりの人を観察すると95%程度は「手提げバッグサイズの買い物しかしていない」のよね。それ以上のサイズ、例えば地面に付きそうな位大きな袋を持っている人はそんなに見かけない、1車両辺りに1人(=100人に1人)ぐらいの割合で存在する位だ。ましてやTVや電子レンジ(=荷物棚に入れられない大きさの品)を持って電車に乗っている人は希少種。

あんだけ大きな施設なのに最終的には「手提げバッグレベルの買物」しか出来ない。靴や壁掛け用時計を買うのが大きさ的に関の山。これって結構不便だよ。

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多数の店が出店しているのも苦痛である。
大型商業施設にいけば色々な商品が売っている。数えられない位の種類がだ。しかしそれらは殆ど全て手提げバッグレベルの大きさである。つまり箸とかスプーン、タオル等、マグカップ等、細々としたモノが多種類存在しているけど、余りにも多くの店が出しているもんだから一日に5回位同じジャンルの商品を眺める事になる。似たり寄ったりな商品が多いからそんなに感動しないのよね。ありきなりな商品をゲンナリと眺めてたりする。

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種類は確かに豊富である。しかし系統はどこの店も同じである。売れる商品の型が大体同じなのか「地元にはない、こういう形の奴が欲しかった」という経験は少ない。大型商業施設だと店舗規模せいなのかどこにでもありそうな小物しか置かれていない。いや、そういうのは地元で事足りるんですよ。

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人が多い。大型商業施設って休憩する場所が一番人気なのか、スタバなり何なりで休憩しようにも待たなくてはならない。小物のお店はガラガラでも、階段下のソファーは満員御礼である。


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何が一番楽しい場所かって惣菜系のお店なんだよな。ここなら種類は被ってない。人は多いが並ぶ事はそうそうない。

一番有難いのが、ひとつの階層に全てが収まっているという事。欲しいモノが比べ易いんですよ。だから納得しやすい。大型商業施設でインテリア、小物を比べようとしたらえらい時間も労力もかかる。比べるのが面倒臭いので即買いするんだけど後々「あっちの店で買えばよかったな〜」と後悔することがしばしばある。

また、一つの階層に全てが収まっている惣菜系は人が多かろうがなんだろうが、そんなに疲れない。歩く距離が短いからだろう。インテリアや小物とか階層が違ったりしてやたらと歩きまわらないといけないから疲れる。



もう少し駅前の大型商業施設は便利にならないものかのぉ。